ココロの休息はじめましょう

病魔が手招きする前に注目|鬱をチェックする手段

正確な診断と治療のために

女性

鬱病は、自分自身では気付きにくい病気です。体調や心に変化が現れたら、まずは病院のホームページなどで確認できるチェックシートで、鬱病にかかっていないか自己診断しましょう。自分だけでなく、周囲に鬱病の兆候が見られる人がいたら、チェックを勧めてサポートし合うことが大切です。

心の病気の確認方法

悩む人

鬱病の可能性が少しでもありそうだなと思ったら、すぐに心療内科等に行き、チェックしてもらいましょう。事前予約申し込み制のところが多いので、早めに予約を入れます。早期で鬱病とわかれば、治療内容もそれほど大きなものではなくなります。

鬱病の症状を知ろう

医者

心の健康を維持するために

人間は気力が大切だ、落ち込んでも気合で立ち向かうべきといった一般的な精神論を土台にした考え方はまだまだ広く普及しています。しかし、メンタルは気合でどうにかなるような簡単な仕組みではありません。気持ちが落ち込んだり、やる気が出なかったり、慢性的な疲労感などが、実は鬱病のような精神的な病気からくるものの場合があるからです。鬱病は代表的なメンタルの病気で、潜在的には相当な人数が罹患している可能性が指摘されています。医師の診断を受けないと鬱病にかかっているか確定しないため、精神科などを受診していないと鬱病として統計に出てこないためです。多くの日本人にとって、いまだに精神科は敷居の高いと感じるところですから、受診していない患者も相当数いると考えられます。鬱病にかかっているか自分を疑える状況ではじめて病院を受診しようと思うわけですから、どのような症状が鬱病なのかを知っていないといけません。そのために鬱病の危険性のチェックをしておく必要があります。鬱病かどうかのチェック項目として、眠りにくいとか眠っても夜中に何度も目覚めたり、一度目覚めると眠れなかったりといった症状があります。反対に眠ると自分で予定しているより長く寝すぎてしまうなどの過眠状態が続くといったこともあります。また、今まで興味があったものに興味がわかなくなっているとか、これまで楽しかった趣味などに対して、なぜか楽しく感じないとか、逆に気持ちが落ち込み、疲れると感じる症状があります。そのほか食欲がなくなり、今まで食べることができていた量より、食が細くなるとか、逆に過食してしまい、いつも何か食べていないと落ち着かないといった症状も代表的な鬱病のチェック項目です。さらに、気持ちが落ち込んでしまう状態がつづき、何かと悪い方向に考えがとらわれてしまう、気持ちが絶望的になって死にたくなるとか、自分がいないほうが世の中よくなるのではないか、といった考えも典型的な症状です。そのほかでは、本や新聞などの文章を読んでも、なぜか頭に入ってこず、理解できるまで時間がかかる、集中できず考えがまとまらない、決めることができないといった思考力や判断力の低下も鬱病に由来することのある症状ですから、その有無をチェックするべきです。鬱病は多くの場合いつの間にかかかっていることが多く、自分が罹患している自覚のないケースが意外と多いので、自分でこれらのチェック項目を意識しておくと病院に行くべきかを自覚的に判断をしやすくなります。ほとんどの項目が当てはまる場合は、すみやかに医療機関を受診するようにしましょう。

鬱になったらすべきこと

相談

鬱病の疑いがある場合、セルフチェックを行ないましょう。ネット上には、チェックリストが掲載されているので利用してみてはいかがでしょうか。そして、もし鬱病の確率が高くなったら、医療機関でカウンセリングを受けるべきです。

誰でもなりえる心の病気

レディ

鬱病は誰にでもなりえる心の病です。今はチェック項目を確認することで、自身が鬱病なのかという確認をすることができます。また、病院の検査でも鬱病なのかそうでないのかがわかります。そのままにしないで、早めに治療をし、笑顔の日々を送れるようにしていきたいものです。

見落としがちな内面の健康

看護師

精神的な負担の強い現代では、精神の健康管理が重要です。気分が落ち込むという症状が現れたら、鬱のチェックを受けましょう。精神状態の把握や、症状が進んで取り返しのつかない事態にならないようにするために役立ってくれます。